公務員のパワーハラスメント
上司から「役に立たない」「ばかだ」県職員自殺
静岡県は18日、部下にパワーハラスメントをしたとして、課長級の男性職員(59)を減給10分の1(3か月)の懲戒処分にした。パワハラを受けた職員は2017年3月に自殺した。県は「パワハラの影響があったとみられるが、因果関係は調査中」としている。
県によると、課長級の職員は同年1~3月、自殺した部下に対し、同僚の前で「役に立たない」と侮辱したり、2人きりの時に「ばかだ」とののしったりした。
自殺後、遺族がパワハラの録音データを県に提出。県は第三者委員会の調査を踏まえてパワハラを認定し、今月14日、遺族に謝罪した。課長級の職員は調査に「パワハラの認識はなかったが、不適切な発言が出た可能性はある」と話したという。
県は自殺した部下の性別や年齢などを公表していない。県によると、遺族は「減給処分は軽すぎる。県にも憤りを感じる」と話しているという。
The Yomiuri Shimbun
2019年1月20日 6:12 PM | カテゴリー:社労士