介護事業者の買収検討
明治安田生命保険の松尾憲治社長は日本経済新聞とのインタビューで
年内に介護事業者を買収する方向で検討していることを明らかにした。
明治安田は介護保障を死亡、年金、医療保障に次ぐ「第4の柱」と位置づけており、
介護保障保険の開発と併せてサービス提供を急ぐ。
新規事業として想定するのが有料介護老人ホームの運営。新たに立ち上げるの
は時間がかかるため、中堅規模の介護事業者の買収検討を進めている。
松尾社長は買収検討の狙いについて「それほど高級ではない介護施設を運営
したい」と述べた。
国内市場の縮小が避けられないなか、海外進出は日本の生保が共通して抱える
課題だ。明治安田は2011年12月、12年1月と相次いでポーランドの保険会社の
買収を発表したばかり。今後の海外戦略に関しては「成長市場の会社を買収したい」
と指摘。海外、介護、損害保険、資産運用の周辺4事業の全体事業に占める割合を
現在の1%から10年後には10%に拡大する考えも明らかにした。
日本経済新聞
2012年1月27日 9:41 AM | カテゴリー:社労士
