就活の学生、大手志向根強い

就職情報会社のディスコは3月初旬、2013年3月卒業予定の大学生を対象に

就職活動に関する調査を実施した。この中で「就職活動の中心としている企業

の規模」という質問に対し「中堅中小企業」という回答の割合は14%だった。

就職活動の厳しさや、大学側の指導もあり、10年3月の卒業生を対象に実施

した意識調査(5・9%)に比べると希望者の割合は2倍以上に増えた。しかし

「大手企業志望者が依然として主流」(ディスコ)というのが現状だ。

リクルートワークス研究所によると12年3月卒の大卒求人倍率は300人未満

の企業が3・35倍だったのに対し、5000人以上の企業は0・49倍。大学生の

大企業志向は強い。 政府はこのほど、10年3月に大学や専門学校を卒業

した年次の学生のその後を調査した。対象となる約78万人のうち、安定した

仕事に就いている人の割合は48%にとどまるという。 安定就業者が5割未満

という結果が出た理由の一つは、大企業志向の学生と、大卒の人材を求め

る中小企業とのミスマッチ解消が進まないため。政府は6月をメドに若者の

就職を支援する総合対策をまとめる方針を打ち出している。

日本経済新聞