トヨタの役員報酬37%減額

トヨタ自動車は2012年3月期の役員報酬総額を11億9600万円と前の期に比べ37%減らす。

昨年6月に取締役を27人から11人に減らした影響があったほか、東日本大震災やタイ洪水などによる

業績悪化を背景に減額するとみられる。 6月15日に開く株主総会の招集通知の添付書類で明らかに

した。内訳をみると、取締役への支給額は43%減の9億7200万円。一方、監査役は17%増の

2億2400万円で、対象は10人(うち5人が社外監査役)。 12年3月期の連結決算は震災やタイ洪水

による生産停止や円高の進行による影響で、純利益が前の期比31%減の2835億円と、3年ぶりに

減少した。 11年3月期の役員報酬総額は18億8900万円。取締役31人に16億9800万円、

監査役7人(うち4人が社外)に1億9100万円を支給していた。

日本経済新聞