正社員半減、パート社員比率上昇[東京 社会保険労務士]

 セブン&アイ・ホールディングス(HD)の傘下のスーパー、イトーヨーカ堂が、平成27年度をめどに正社員約8600人を

4千人程度に半減させる方針を固めたことが8日分かった。合わせてパート社員を新たに7千人採用し、パート社員の比率を

現在の75%から90%に引き上げる。それにより、27年度の人件費を約100億円削減。スーパー業界の低価格競争が激化

する中、人件費抑制で経営の改善化を図る。

 正社員の削減は、新規採用の抑制とグループ内の配置転換などで実施する。希望退職者は募らない方針だ。HD傘下の

コンビニエンスストアのセブン-イレブン・ジャパンや百貨店のそごう・西武に配置転籍させ、フランチャイズ加盟店の店長や

商品開発部などマネジメント業務に活用する。

 また、パート社員は、27年度までに約3万6千人に増やす。主に売り場の接客や生鮮食品の加工業務を担当させ、

高い技能を持つ優秀なパート社員には昇給のほか、店長などに登用する制度も設ける。

 正社員とパート社員の合計が現在より約2千人多い4万人となるが、人件費は約7%削減できるという。

 スーパー業界は、消費者の節約志向の高まりで価格競争が激化していることや、出店を拡大させているコンビニなどに

客足を奪われ苦戦を強いられている。ヨーカ堂も24年3~5月期の営業利益が前年同期比57・3%減の23億円と低迷しており、

人件費削減や不採算店舗の閉鎖などで経営体質の改善を急いでいる。

産経新聞

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