医療・介護向け融資
全国の地方銀行や信用金庫の間で医療機関や介護事業者向け融資を強化する動きが広がっている。
京都銀行は兵庫県保険医協会と提携し、低金利で開業資金を借りられる融資制度を新設。製造業の
資金需要が低迷するなか、数少ない成長分野として医療・介護関連の顧客開拓につなげる。
京都銀が兵庫県保険医協会向けに用意した融資制度では、年1・275%の変動金利で最大
6000万円を貸し出す。地盤の京都府では府保険医協会と1950年代から提携しており、
2010年に滋賀県にも拡大した。関西圏でさらに提携を検討する。
昨年6月には開業医向けの事業承継コンサルティングも始めた。後継者のいない開業医から
相談を受けた際、新規開業を目指す勤務医を紹介し、事業承継が成立すれば開業資金の借り
入れを勧める。
京葉銀行は医療・介護事業者に特化したローンを拡充している。老人ホームの建設など
医療・介護に関する事業に資金用途を限定し、昨年7月から12月末までに60億円弱を
貸し出した。名古屋銀行は医療・介護分野の融資で専任担当者を2人増員した。
一般に医師が開業する場合には医療機器や内装などで数千万円の資金が必要になると
される。
日本経済新聞
2013年2月11日 4:39 PM | カテゴリー:社労士