現金給与 過去最低

13年の現金給与「減っていました」 月平均31万4054円 過去最低を更新

3年ぶりに増えたとみられていた2013年の現金給与が、じつは減っていた。

厚生労働省が2014年2月18日に発表した毎月勤労統計調査(確報値)によると、

13年の残業代や賞与を含む給与総額は月平均で31万4054円だった。速報値は前年から

23円増の31万4150円としていたが、確報値は前年を73円下回り、過去最低を更新した。

給与総額の実額は3年連続で下落した。速報より下がったのは、賃金の低いパート労働者

の比率がわずかに増えたため。   仕事のタイプ別にみると、正社員などフルタイムで働く

一般労働者は前年比0.7%増の40万4723円と2年ぶりに増加。パートは0.6%減の

9万6644円と2年ぶりに減った。賃金の低いパートの比率は29.44%で過去最高に達し、

全体の賃金水準を押し下げた。   統計上、前年と比べる際に用いる増減率は0.0%で、

速報値と変わらない。厚労省は、「給与総額は下げ止まった」としている。

J-CASTニュース