バイト時給が最高水準
バイト時給、最高更新、全国9月1.8%増の1021円。
アルバイト・パート時給が一段と上昇した。求人情報大手パーソルキャリア(東京・千代田)が19日にまとめた9月の全国の募集時平均時給は1021円と前年同月から1・8%(18円)高くなった。9カ月ぶりに過去最高を更新。最低賃金の引き上げや、衆院選向けのバイト需要が重なった。
上昇が目立つのはコンビニやスーパーといった販売系で、965円と前年同月から5・3%上昇した。2017年度の最低賃金の適用期限である10月が近づき、地方を中心に飲食店や小売業で時給を上げる動きがみられた。
ホクレン商事(札幌市)は北海道内で展開する食品スーパーのアルバイト時給を引き上げた。「店員は非正規労働者が多く、人件費の負担が重くなった」(同社)。リンガーハットは昨年9月に比べ30円程度時給が上昇した。「都市部の人手不足が深刻だが、地方との時給格差を抑えるため地方の時給も上げざるを得なくなっている」(秋本英樹社長)という。
事務系は前年比3・5%高い1075円。衆院選をにらみ、9月下旬から世論調査や出口調査向けのコールセンター需要が伸びた。コールセンター運営大手のトランスコスモスは世論調査の電話発信向けの要員を大量募集。時給は「昨年の参院選の時より1割上昇した」。
外食では繁忙期の年末年始シーズンに向けて、さらに人手が足りなくなる見通し。居酒屋「はなの舞」などを運営するチムニーやロイヤルホールディングスは冬に向けて、一段の時給アップを検討中だ。
日本経済新聞
2017年10月28日 3:24 PM | カテゴリー:社労士
