国民年金の簡素化
国民年金、海外転居に伴う手続き簡素化。
厚生労働省は自営業者らが加入する国民年金で、加入者が海外に転居する場合の手続きを簡素にする。これまで必要だった保険料を引き落とす預金口座の申請を原則、いらなくする。国民年金法に基づく省令を改正し、2019年から見直す。
国民年金は、加入者が海外に居住地を移す場合は任意加入になる。加入し続けるには自治体への手続きが必要だ。この場合、いまは関連の書類と銀行口座の申請書の2種類がいる。同じ口座から保険料を引き落とす場合でも申請書が必要で、自治体側の事務負担が重いと指摘されてきた。効率化につなげる狙いだ。
厚労省によると、海外転居などで任意加入制度を活用する人は16年度時点で約21万人いる。加入者の利便性向上にもつながると考えた。
日本経済新聞
2017年11月20日 11:14 PM | カテゴリー:社労士